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卒業生からの応援メッセージ

『看護の学びは、職業人としての原点』

 私は、看護学校を卒業した後に助産師学校に進学して助産師の免許を取得しました。現在は、総合病院の産婦人科病棟で助産師として勤務しています。
 看護学生時代は看護としての基礎力をつけるために多くの科目を学びましたが、中でも母性看護学は、私の進路を大きく変えてしまうほど興味深いものでした。妊婦体操や分娩時の呼吸法の演習なども、産婦さんの産痛緩和ケアや接近の二次的手段として積極的に学びました。また、当時は看護学校には珍しく2日間の助産院での看護実習もカリキュラムに盛り込まれていました。それらの特色ある授業や実習を通して、助産師になりたい思いが徐々に強くなったように思います。
 当時から先生方はとても熱心で、卒業後の進路についても親身に相談にのって下さり、無事、助産師学校に進学することができました。
 助産師としての臨床経験も凡そ15年を超え、職場では指導する立場になりましたが、今後も助産師としてより一層成長したいと考えています。
 茨城県きぬ看護専門学校での看護の学びは、今でも私にとって職業人としての原点です。
 (1回生 Mさん 助産師 総合病院主幹)

『人は絶えず成長発達を遂げるもの』

 卒業後は、地域の精神科単科の病院に入職しました。
 ベテランになっても、現状に甘んじることなく、成長する努力をしてきました。結果、看護教員養成講習会にて看護教員免許を取得、日本精神看護技術協会にて精神科看護認定看護師を取得しました。
 現在は、病棟の看護師長と教育師長を兼務しながら働いています。
 私が働く職場は、母校の精神看護学実習の受け入れ施設であるため、後輩の指導育成にも関与しています。今も、日々何か目標を持って仕事を続けています。
 こうした成長を遂げることが出来たのは、看護学生時代に学んだ「人は絶えず成長発達を遂げるもの」という言葉が、今の私を動かす原動力となっていると思います。
(1回生 Sさん 教育師長)

『「人としてどうあるべきか」を学ぶ自己研鑽の場所』

 茨城県きぬ看護専門学校を卒業後、看護師として16年目を迎えています。
 当時から、先生方は教育熱心で、学業以外にも『人としてどうあるべきか』など多くのことを学びました。講義や実習で大変な時もありましたが、文化祭や体育祭などの行事も多く楽しい学校生活でした。
 看護学校で培った基礎教育を糧に、自分なりの看護師像を求めて、今どうあるべきかと常に模索しながら日々努力してきました。
 現在は、大学病院で「皮膚・排泄ケア認定看護師」として働いています。
 院内だけでなく院外活動にも取り組んでいます。スペシャリティーを求められ多忙ですが、充実した毎日を送っています。
(2回生 Yさん 認定看護師(皮膚・排泄ケア))

『知識・技術以外に人としての感性を養う大切な機会』

 茨城県きぬ看護専門学校では、単に看護師として必要な知識や技術を学ぶだけでなく、一人の人間として社会で活躍していくための「要素」を考える機会を提供していただいたように思います。
 学校祭では悩み苦しみながら成長していく看護学生を演じた劇を披露したり、当時の坊城中子副学校長(祖父は高浜虚子)と一緒に自然を求めて吟行に出掛け、俳句を作ったりしました。一見看護とは無縁のように思えることにも「人」としての感性を養うという意味があったのだと今になって思います。
 現在、私は一つの病棟を任される立場にありますが、きぬで養われた感性を持って日々新たな問題に取り組んでいます。
 (3回生 Kさん 大学医学部附属病院 看護師長)
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